釣り宿の見舞いを終えて、帰りは九十九里浜の北端から海岸沿いに通る九十九里ビーチラインを南下した。目に入る光景に驚いた。
▲奥に一軒の家が、否、二軒の家が屋根を残して倒壊していた。手前は原っぱのように広い。ここは漁業の集落だから家々が密集していたに違いない。土台だけが見えるのは、二週間が過ぎているので瓦礫は整理されたのかもしれない。
▲少しアップで見たが、大きな木の根がめくれている。
▲この家の裏手に回ってみた。柱は傾いている。円筒形のものは井戸かな?見ると赤い貼り紙があった。
▲そこには「危険」の文字。「倒壊の恐れあります」と記されていた。
▲さらに別角度から見ると、半分しかない船が横たわっている。
▲近くの電柱には、海抜4.3m津波に注意の表示があった。倒れていない家は1階部分を津波が流れて行った。
▲少し奥へ入ったところのコンクリ建てのビルには黄色の貼り紙。壁に亀裂があり注意の表示。
▲ビーチラインを南下すると、工場の建物が壊れていた。鉄骨は曲がり津波の力の大きさが分かる。海岸はビーチラインのすぐそばなので、一溜まりもなかったのだろう。
東北地方の津波の大きさと比較にはならないが、改めてその破壊力を知ったのだった。