今朝「&●▲#$証券」と言う横文字の聞いた事のない会社から「金価格」が高騰しています」と購入の勧誘があった。例によって「うちには金は腐るほど有るから」と断った。でも嘘ではない、我家には金の地金が有るのです。と言っても100gですけど(トホホ)桐の箱に入っています、そして箱には「豊田商事」の文字が・・・若い人は知らないかもしれませんが、24・5年前「豊田商事事件」がありました。金地金の取引をするのですが代金と引き換えに「ファミリー契約証券」なる紙切れが渡され現物は目にしないインチキ取引だった。これに全国で引っかかる人が大勢出て社会問題になりました。 昭和58年7月のある日会社から帰ると「きょう金を買った」と母親が例の証券を見せた。今は亡き母親は昼間一人でした。そこにつけ込んだのでしょう。いろいろ話に乗ってくれたようです。「やられたあ」と思い翌日会社を休み豊田商事の営業マンを呼びつけました。気が弱そうで人の良さそうな男でした。そんな印象が母をその気にさせたのかもしれません。とにかく現物を渡せと交渉。当初は渋っていたもののどこかへ電話をした。OKが出たのか彼の車で豊田商事の千葉支社に同行した。店内には金の延べ棒が5・6本山積みされていました。金なんか見たことない私は度肝を抜かれましたが、あとであれは鉛に金メッキした偽物だと分かりました、文字通り見せ金だったのです。そうして手にしたのが写真の金です。ただこれも本物かどうかはわかりません。一応スイス銀行の証明書は付いていますが・・・・今朝の金の勧誘で思い出した平々凡々たる我家の昔の出来事でした。 そしてこの2年後豊田商事の会長永野一男は鉄工所のオヤジに惨殺されました。 今銀行の利息も無いに等しくこの手の犯罪が増えそうな気がします。注意しましょう。
by akatibarati777
| 2007-11-07 12:14
| へえ~
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